■ULスタイル
　Ultralight（UL）とは「超軽量」を意味する言葉だ。
　その名の通りULスタイルとは、超軽量なシナリオ――ULシナリオを遊ぶスタイルのことだ。ここでは概ね、以下の様なシナリオをULシナリオと定義する。

・プレイ時間が短時間（１〜２時間程度）
・アンダーワークで必要な準備が少ない（クルードで遊べる、既存キャストを使いやすい、など）

　ULシナリオは、冒頭のイントロダクションにもあるように、様々な場面で役に立つだろう。

●ULスタイルのプレイング・テクニック
　ULスタイルはキャスト人数が少なく、シナリオで用意されたストーリーが単純だ。だが、アクトの内容が薄くなるなんて危惧はしなくていい。それは、本サイトで用意されたシナリオで実際に遊んでみれば体感してもらえるはずだ
　その上で、せっかくの超軽量アクトを間延びさせず、更に短時間でアクトを充実したものにするには、いくつかの留意点がある。

▼プレアクトでのキャストの準備について
　場合にもよるが、超軽量の利点を活かすのであれば、基本的には既に作成・稼働済みのキャストを持ち寄るか、サンプルキャラを利用してしまおう。データの調整などは本当に必要な場合を除き、行わなくてよいだろう
　キャストを新造したい場合は、素直にＮ◎ＶＡクルードでプレイしよう。ULシナリオは全てＮ◎ＶＡクルードに対応している。

▼キャスト間の掛け合いを濃厚にしよう
　シナリオ中のイベントやNPCなどが少ないのがULシナリオの特徴だ。このため、アクトを・ストーリーを盛り上げる一番の要素はキャスト間の掛け合いとなる。是非とも積極的に掛け合いを行って欲しい。

▼時間を意識してプレイしよう
　シーンが間延びしそうならキリをつけて切る、プレイヤーが悩んだ場合はRLが助言する、プレイヤー間で意見の不一致があった場合は「協力しあって」コンセンサスをとる、といった事を意識しながらプレイするとよい。
　もちろん、ULシナリオではこういったアクトが停滞するシチュエーションが発生しづらいように留意されているが、プレイヤー側も「短時間で楽しもう」と意識してアクトに望んだほうが、より良いアクトとなりやすい。

■ULシナリオの作り方
　まずは、特徴をつかむために本ページに掲載されたＵＬスタイル・シナリオをいくつかRLで遊んでみて欲しい。

●シナリオ作成時に留意すること
　以下の点に留意しながらシナリオを作成すると、おおよそ自然にULシナリオとなる。
�@ストーリー構造を単純にする
�Aプレイヤー人数を少なくする（１〜３人程度）
�Bイベントシーン数を少なくする（リサーチフェイズのイベント数が３程度）
�C情報項目数を少なくする（２〜５個程度が望ましい）
�Dクライマックス戦闘の敵を減らす、弱くする（キャストの判定は１回ずつ程度、または神業だけで戦闘が終了するぐらいが調度いい）

●ULシナリオに向いた題材
　ULシナリオの作成で大事なのは、題材の選び方だ。
　「映画ではなく、30分ドラマ」「中長編小説ではなく、短編やショート・ショート」といった作品を参考にシナリオの題材を探すと良い。
　普通のシナリオでは中々実現が難しい題材を、シナリオにしやすいのもULシナリオの魅力だ。魅力的なシーンや設定、アイデアは浮かんだものの、ストーリーを膨らましきれずにシナリオが完成しなかった題材などを掘り返してみよう。

●投稿する
　投稿型シナリオ共有サイト「Neuro／CrowD」と同様に、本サイトへの自作ULシナリオの投稿をお待ちしています。
　投稿する際は、以下の指定フォーマットに従ってシナリオを記載して下さい。以下のリンクボタンを押してフォーマットファイル（txt形式）をダウンロードして下さい。

　

　シナリオ本文は、ニューロ／ＣＤ製作委員会の代表メールアドレス（dappleox@gmail.com）まで送付ください。